安くて美味しい庶民の味方!ズボ蟹の特徴とは?

安くて美味しい庶民の味方!ズボ蟹の特徴とは?

福井県と言えば越前ガニが有名ですよね。では、福井県民ならカニのシーズンの越前ガニをたらふく食べているのかと言うとそうでもありません。

 

福井県民は越前ガニをそれほど食べず、代わりにズボ蟹をよく食べているんです。

 

ズボ蟹は越前ガニの一種、全国的には『水カニ』と呼ばれています。

 

越前ガニは10回以上の脱皮を繰り返しながら育っていきます。

 

脱皮したばかりの越前ガニの甲羅や殻は非常に柔らかく、手で簡単に折れるぐらいです。

 

殻の成長に伴い、殻と身の間に隙間が出来るので、身を引き抜くのが非常に簡単です。

 

この身を引き抜く時に「ズボッ」という感じで綺麗に抜けることから、ズボ蟹と呼ばれるようになったと言われます。

 

また、越前ガニより水分が多くみずみずしいのも特徴です。この水分量の多さが水カニという名前の由来と言われています。

 

越前ガニは高級ブランドがにとして全国的にも人気です。価格も高く、いくら産地である福井県でも地元民はそう手軽に食べられません。

 

ズボ蟹は越前ガニと比べると安価なので、福井県民から高い人気を誇っています。

 

そんな庶民に愛されるズボ蟹ですが、最近は水産資源保護の為に漁期を短くするなどの措置が取られています。

 

福井県の隣、石川県でもズボガニが取られていたのですが、2013年からは禁漁となっています。

 

今の所、福井県は漁期の短縮で対応していますが、今後はどうなるか分かりません。

 

越前ガニと比べ安価なのが魅力でしたが、水揚高が減れば価格も高騰していくでしょう。

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