蟹もクマのように冬になると冬眠するのか?

蟹もクマのように冬になると冬眠するのか?

冬になると体温を低下させて活動を停止して冬眠する動物たちは多くいます。魚介類にはあまり冬眠のイメージがないのですが、蟹の場合だとどうなるのでしょうか。

 

冬眠を行う動物は、蛇(へび)などの変温動物が代表的です。外気温が下がると体の機能を停止し、仮死状態のまま冬を越します。

 

哺乳類や鳥類は恒温動物にあたりますが、クマは冬眠する生き物として知られています。

 

しかし、厳密に言えば冬眠というより「冬ごもり」で、お腹が空けば餌を探しに外に出かけるようです。

 

蟹を飼育したことのあるなら、冬に水槽の中で動かなくなる蟹を見たことがある人もいるかもしれません。

 

蟹も気温が下がれば冬眠をします。

 

しかし飼育下にある場合は水槽の温度管理さえちゃんとしていれば、冬眠することはないようです。

 

冬眠する蟹といえば、アカテガニがいます。

 

石垣や森林によくいる陸上で生活するカニの種類なのですが、巣穴を掘って中に潜んで冬を越します。

 

5月頃になってようやく冬眠から目覚め始めます。

 

また、食用の蟹を輸送するときには低めの温度にして冬眠状態にすれば、活きのいい状態で送ることができます。

 

そうしないと箱の中で暴れて傷がついてしまうかもしれません。

 

蟹以外でも活きエビを輸送するときに仮死状態にしますが、温度が上がればまた勢いよく動くようになります。

 

新鮮な蟹は産地以外でなかなかお目にかかれず冷凍物しか食べたことがないという人もいるでしょうが、多少輸送代は掛かりますが一度活きカニの購入を検討してみるのもいいのではないでしょうか。

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