蟹温泉旅行の際の注意点

温泉

蟹温泉旅行で注意したいのは、蟹の旬にあわせていくことです。蟹には旬があります。たとえばズワイガニなら11〜3月が旬ですが、オスとメスで食べられる時期が違いますので、オスを食べたいなら早めに予定を組む必要があります。

 

地域によっては食べられる時期がずれることもありますので、地元の漁協サイトなどをチェックしておく必要があります。北海道を代表する毛ガニは1年を通じて食べられますが、季節によって獲れる場所が違いますので、新鮮な毛ガニを食べたいなら、漁獲できる地域に行くことをお勧めします

 

また蟹の旬は冬、と思われがちですが、たとえばタラバガニは4〜5月が旬ですし、花咲ガニは夏から秋にかけて旬を迎えますので、必ずしも冬が旬ということにはなりません。ですから冬の北海道に蟹を食べに行ったとしても、旬を過ぎたタラバガニや花咲ガニは、冷凍の可能性が高いのです。

 

旅館やホテルでは蟹食べ放題プランや蟹懐石なども提案していますが、やはり旬でなければ味わうことは難しいです。旬以外の時期は別の企画を立て、蟹は食べられないということもありますので、蟹を食べに旅行に出かけるなら、必ず旬を調べてから予定を立てるようにしましょう。

北海道の蟹温泉

北海道には代表的な3つの蟹があります。それは毛ガニ、花咲ガニ、タラバガニです。それぞれ獲れる地域が違いますから、覚えておくと旅行プランを立てるときに役立ちます。

 

まず毛ガニは、北海道といえば毛ガニを連想する人も多いほどメジャーな蟹です。全身を毛のようなもので覆われており、とげがあるため食べるのに非常に苦労するといわれています。

 

実は毛ガニは1913年ごろまで肥料として利用されていました。1934年ころ、食用缶詰に加工されるようになり、食べられるようになったのです。北海道では甲長8cm以上のオスだけ獲ることが許されており、甲羅がやわらかい毛ガニは海に返されます。

 

また卵を抱えているメスを獲り、卵を孵化させ、稚ガニまで育成した後放流するという試みも最近では行われています。毛ガニは1年を通じて食べられる珍しいカニですが、実は漁獲場所は季節によって異なり、オホーツク海の春、噴火湾の夏、釧路や根室沿岸の秋、そして十勝沿岸の冬となっています。

 

毛ガニは主にゆでて食べられます。浜茹でと呼ばれていますが、毛ガニは割りと足が早いため、獲れたてをすぐにゆでる市場も多いです。また生簀に放ち、鮮度を保つ方法もよく見られます。

 

甲羅はひっくり返し、カニミソに日本酒などを混ぜて七輪で焼く方法などがおいしいとされています。ほかにタラバガニは4〜5月、花咲港だけで獲れる花咲ガニは夏から秋になります。いずれも、焼いたりゆでたりするとおいしいカニです。

福井県の蟹温泉

福井といえば全国的にその名を知られている越前ガニです。かにのトップブランドのひとつで、もともとはズワイガニの一種です。ですがズワイガニの中でもトップクラスの品質で、その歴史は実に安土桃山時代からといわれています。そんな越前ガニには選ばれる4つの理由があります。

 

1つは明治時代から皇室に献上されていることです。別名献上がにとも言われています。2つ目は越前ガニの生育環境です。越前ガニは対馬海流と玄遠瀬がぶつかり合う沖合で育ち、プランクトンが豊富です。そのため甘さ、ミソの味わいが深くなっています。

 

3つ目は越前ガニが獲れる場所が、漁港から2時間以内の半径30km以内に限定されているため、いつでも新鮮な状態で水揚げされることです。4つ目は越前ガニと呼ばれるのは甲幅が9cm以上のものですから、身がしっかりと詰まっているため、満足できることにあります。

 

越前ガニはしゃぶしゃぶ、焼きガニ、茹でガニ、何でも食べることができます。11月6日に漁の解禁を向かえ、旬が始まります。ズワイガニがおいしい季節はメスが1月10日まで、オスが3月20日までとなっています。価格はオスのほうが雌よりも高くなりますが、卵を抱えている分、メスがおいしいという人もいます。

石川県の蟹温泉

ズワイガニのブランドタグ

 

石川県ではズワイガニのことを加能ガニと呼びます。ほかの地域では松葉ガニと呼ばれたり、全国ブランドの越前ガニなどが知られていますが、石川県では水色のタグが目印の加能ガニが自慢です。11月6日に漁の解禁を向かえる加能ガニは、3月20日まで味わえる冬の味覚です。

 

加能ガニの特徴は活ガニでも茹でガニでもおいしく食べられることです。また脚にはたくさん実が詰まっており、味わいは甘く、ジューシーです。ミソも多いので、隅々まで堪能できます。

 

水揚げは加賀、能登で、2006年に誕生したまだ新しいブランドです。加能ガニの名前の由来はこの加賀と能登からきています。水色のタグに石川県あるいは輪島と刻まれているのでわかりやすいでしょう。

 

加能ガニは地元でもふっくらとした身、ぷりぷりの歯ごたえ、たとえようのない甘みがおいしいといわれています。5ヶ月という短い間ですが、加能ガニが1kg以上になるのには10年もの歳月を費やします。その短い歳月の中でしか堪能できないうまみの強い加能ガニを、石川県内の料理屋や旅館などで堪能してみてはいかがでしょうか。

京都の蟹温泉

京都府内で主に食べられている蟹の多くは、舞鶴漁港で揚げられる松葉ガニです。京都を代表する漁港の舞鶴漁港ですが、11月6日ごろに漁が解禁となり、京都府下では松葉ガニ漁獲高1位を誇っています。

 

松葉ガニの旬は11月上旬から3月末までで、山陰地方で獲れるズワイガニを総称して松葉ガニといいます。舞鶴漁港に水揚げされた松葉ガニは丹後半島沖で獲れるものが多く、舞鶴ブランドの証である緑色のタグがつけられます。味わいは上品で、高級ガニの一端を担っています。

 

水揚げされた松葉ガニは猟師さんによって選別され、コッペかにと呼ばれるメスのズワイガニ、舞鶴ブランドであるオスのズワイガニに分けられます。解禁日には地元の魚屋さん、料理屋さん、漁業関係者、報道記者などがいっせいに押し寄せます。

 

オスは身が詰まっていて味わいが濃厚、市場でせりにかけられます。メスは内子、卵巣がオレンジ色になっているのがおいしい証ですが、オスに比べると安いので、一般家庭でもよく食べられます。メスは入札で買われていきます。

 

舞鶴漁港で水揚げされた松葉ガニは、地元舞鶴の民宿や料理屋さんでも食べられますし、京都市内の蟹専門店でも味わうことができます。また舞鶴観光協会では蟹のマップを配布しており、取り扱い店や料理店、旅館に民宿などの案内をしています。さらに舞鶴の蟹のおいしい食べ方も掲載しています。

鳥取県の蟹温泉

鳥取県の蟹といえば松葉ガニです。松葉ガニは冬に旬を迎えますが、日本海の滋養をたっぷりと身に詰め込んでいますから、おいしいのはもちろん、うまみに品があると評判です。

 

ちなみにこの松葉ガニというのはズワイガニが成長したオスの姿を言います。松葉ガニというのは山陰地方固有の呼び方で、身がぎっしりと詰まっているのが特徴です。漁期は11月6日〜3月20日で、ゆでたり、焼いたり、刺身にしてもおいしいかにです。

 

また親がにと呼ばれる松葉ガニは身が農耕で、おなかに外子、内子を抱えています。地元の料理ではよく出汁に使われます。こちらの漁期は11月6日〜12月31日と、2ヶ月限定の味わいです。脱皮後のオスは若松葉がにと呼ばれ、柔らかい甲羅が特徴です。ミソ、身に水分が多く含まれているのが特徴で、蟹なべによく使われています。漁期は1月20日〜2月28日と、親がにと入れ替わりで楽しめるようになります。

 

松葉ガニ量は漁獲量に制限を設けることで資源保護をしています。さらに鳥取県、兵庫県によって、漁獲サイズが厳しく制限されており、毎年お目見えする松葉ガニは省令異常に厳しい基準をクリアしたもののみ、となります。せりは鳥取港、網代漁港、田尻漁港、境漁港から出発した漁船で捕獲されたかにが対象となり、大きさ、形で蟹を階級ごとに分けます。1隻ごとおよそ5分でせりは終了します。

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