カニがかかる病気って?

カニがかかる病気って?

人間が風邪を引いたりするのと同じようにカニも病気にかかります。魚介類が病気にかかると言う印象は、あまりありませんよね。それもそのはず、漁の最中に病に冒された魚介類を発見した場合は海へと戻されるからです。

 

スーパーに水槽が置いてあるケースがありますが、その際に目が白くなったり体の一部が白く腐敗している魚がいます。あれを見れば誰だった病気していると分かりますが、カニの場合はどうなのでしょうか?

 

では、カニがかかる病気にはどんなものがあるのでしょうか?病気にはいくつか種類があって、その種類によってカニに呼び名が付けられています。ある種のカビに侵食され、甲羅の一部もしくは全体が黒く変色する症状があります。この病に冒された場合はススガニと呼ばれます。

 

甲羅の上に広がった斑点によって、甲羅が柔らかくなったり、剥がれたりする症状もあります。この病に冒された場合はヤケガニと呼ばれています。また、血液に寄生する細胞によって体液が白っぽくなり、身が不味くなる症状もあります。この病に冒された場合はビタークラブと呼ばれています。

 

ビタークラブは伝染病の一種で日本付近の漁場での報告はありません。病気の原因については残念ながら解明されていません。ただ、甲羅に傷が付き、そこから細菌が入り病に冒されたという考えが有力です。

 

病に冒されたカニを食べても、人の体に何の問題も与えません。しかし商品価値が無いので市場に出回ることは、ほぼありません。いくら体に害が無いと言われても絶対に食べたくありませんよね。カニも病気をするという事を知っているだけでも、怪しいものに出会った時に疑う事が出来ます。

 

カニを食べても人体に悪影響を与えませんが、アレルギーを起こしやすい食材でもあります。カニアレルギーは正真正銘の病気です。アレルギー症状には個人差がありますが、蕁麻疹(じんましん)が最も多く口や手のかゆみ、唇のしびれも多いです。カニを食べてこれらの症状が出たら、すぐに病院に向かいましょう。

 

最近だとノロウイルスとかも怖いですよね。カニでノロウイルスになる危険性も0ではありません。食材の衛生管理は飲食店だけでなくご自宅でも十分に配慮されるべきです。

カニのノロウイルス対策

集団食中毒が発生しました。その中にはノロウイルスに感染した人も数人いたようです。ノロウイルスと言えば生牡蠣のイメージが強いですが、カニも危険なんですね

 

毎年12月から2月にかけて、ノロウイルスの食中毒・感染症が増えています。この時期はカニの美味しい時期でもあるので、忘年会・新年会などで食べる機会も多いです。対策をしっかり行わないと痛い目を見ます。

 

カニ特有の対策というのは特にありません。一般的な対策として重要なのは、やはり手洗いです。ウイルスに感染した食材を触った手で他の場所に触れ、そこから新たな感染者が生まれる。いわゆる二次感染が多いのが特徴で、これを防ぐためにも徹底した手洗いが必要です。

 

そして、生の食材は加熱調理してから食べるのも重要な対策です。ノロウイルスは熱に弱い性質を持っているので、85〜90℃で90秒以上加熱すれば死滅します。牡蠣やカニだけでなく生野菜も加熱するのを忘れてはいけません。調理中に生牡蠣などを触りそのまま野菜を触ると、野菜にウイルスが付着するからです。

 

ノロウイルスをただの食中毒と侮ってはいけません。感染者の中には亡くなっている人もいます。特に抵抗力の弱い高齢者や乳幼児は危険な状態になりやすくなります。

 

成人男性・女性でも疲れが溜まっていると体の免疫力や抵抗力が落ちてきます。そんな状態で生の食材を食べるのは非常に危険です。ですから健康管理もウイルス対策の一つ言えるでしょう。

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