蟹入り蛤(ハマグリ)を見分ける方法

ハマグリを食べていると、貝の中から小さなカニが出てきた経験はないでしょうか。1センチほどの大きさで、透明がかった色をしているカニです。

 

ハマグリのバター炒め

 

ハマグリを食べると必ず見かけるというわけではないのですが、たまに見かけることがあるこのカニはオオシロピンノと呼ばれるカクレガニ科の一種です。

 

では、なぜこのオオシロピンノはハマグリの中から出てくるのでしょうか。多くの方がハマグリはオオシロピンノを餌にしていると考えるのではないかと思います。

 

ハマグリの中から出てくるのですからこれが普通です。ですが、実際にはそうではありません。オオシロピンノは寄生虫のように宿主に入り込み、宿主が食べた餌などから栄養を奪って生きているのです

 

ハマグリを手に持っている

 

つまり、オオシロピンノは食べられたのではなく、自分からハマグリの中に入り込んで共存をしているわけです。もちろん寄生しているからといって寄生虫なわけではなく、立派なカニの一種です。

 

オオシロピンノは産まれた直後は海の中を漂っているとされ、そのうちハマグリをはじめとした貝の中に入り込むと考えられています。メスはそのまま貝の中で一生を過ごしますが、オスは自由に出入りでき、繁殖期になるとメスのいる貝に入り込んで交尾するようです。

 

なんとも珍しいカニですが、体も小さいことから貝に守られながらでないと生きていけないのでしょう。生存するための進化の結果とも言えます。

 

ハマグリの和え物

 

このオオシロピンノ、食べてしまっても特に問題はありません。ハマグリの中に必ずいるわけでもありませんし、食べられたらラッキーと思っていいのではないでしょうか。とはいえ食べても問題ないというだけで特別美味しいものでもないというのが一般的な認識のようです。

 

それでもどうしてもオオシロピンノが食べたい、見てみたいという場合、オオシロピンノが入っているハマグリを見つける必要があるわけですが、見分け方はあるのでしょうか。結論から言うと、今のところ見分け方はありません。

 

オオシロピンノがハマグリに入り込む時は体も非常に小さく、わずかな隙間から侵入しているようです。そのため貝に穴を開けたり傷を付けるといったこともなく、外見からはまったくわからないのです

 

本来なら何か見分け方があるのかもしれませんが、今のところは解明されていません。そのためたまたま入っていることを願うしかできることはないのです。ちょっと残念ではありますが、だからこそ実際に見られた時は得した気持ちになれるのではないでしょうか。

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